オーストラリアのRMIT大学の研究グループが、日本のS鍼と中国のH鍼の使用前後の表面を走査型電子顕微鏡で撮影して比較検討した論文をイギリスのAcupuncture in Medicine誌に発表しています。結果は歴然であり、H鍼は使用前から形が不規則で傷だらけです。使用後(人体ではなくgel padで)はさらに差が明確になります。
S鍼の方が高価ですが、この論文を見れば鍼灸師としてどちらを使うべきか言うまでもありません。
この論文はオープンアクセスです。鍼灸師は写真だけでも必見です。
文献
Xie YM, Xu S, Zhang CS, Xue CC. Examination of surface conditions and other physical properties of commonly used stainless steel acupuncture needles. Acupunct Med 2014; 32: 146-154.
http://aim.bmj.com/content/32/2/146.full
- (この写真は論文とは無関係のイメージです)