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Morinomiya University of Medical Sciences Acupuncture Information Center

鍼灸学術情報

診療ガイドラインに掲載された鍼治療

 近年、鍼治療を検証するランダム化比較試験(RCT)の結果が多く発表される状況に伴い、国内外の一部の診療ガイドラインが鍼治療について記載するようになりました。その概要は公益社団法人大阪府鍼灸マッサージ師会広報誌「響 Hibiki」191号2~5頁に紹介しています。
http://www.osmk.osaka.jp/journal/j191hibiki.pdf

 質の面から見れば未だ鍼治療が適正に評価されていない診療ガイドラインも多いのが現状ですが、RCTの結果にもとづいて診療ガイドラインに鍼治療が掲載されるようになったという点では20世紀後半と比較すると大きな飛躍です。

 診療ガイドラインは、①ある疾患に対する多くの治療選択肢に鍼治療が含まれるかという医師・患者側の観点と、②鍼治療が選択肢として採用された場合にどのような鍼治療が最も有効かという鍼灸師側の観点の2つの診療ガイドラインが考えられます。韓国では②にも挑戦しているようですが、流派の多い日本鍼灸の世界で結論を得るのはなかなか難しそうです。とりあえず①に適正な評価が掲載されることが鍼灸の情報発信にとって重要と思われます。